雲仙きのこ
まだえのきが珍しい食材だった昭和32年からきのこの人工栽培をスタートし、現在では5種のきのこを年間約5000トンも出荷している雲仙きのこ本舗。代表の楠田喜熊さんは、創業者である父の代から事業を拡大し、きのこを軸に長崎の発展に貢献する人だ。
●おいしいきのこは、徹底した管理から
光、湿度、温度そして空気量の管理がきのこ栽培のキモ。えのきは植え付けから約48日で収穫となるが、それまでマイナス5度の部屋で毎日状態をチェックし、細やかなケアが必要となる。大切に育てられた雲仙きのこ本舗のきのこは、艶があって美しく、味も食感も抜群だ。
●きのこと島原への想いがつまった養々麺(ようようめん)
体によくておいしい“美味養生”の食品づくりをモットーとする楠田社長は、地元農家と協力してさまざまなきのこ加工品も開発している。島原特産の手延素麺ときのこがコラボした無添加の即席麺養々麺は、社長の郷土愛がつまった一品だ。
▲愛野町工場はショップ&レストランを併設し、もぎとり体験もできる。
▲雲仙きのこ本舗では、うまく育ったものから菌をとり、種菌も独自に育てている。
▲白原料理長:雲仙きのこのエノキでしゃぶしゃぶをしたら、絶対においしいはず!