しょうが
雲仙岳を間近にのぞむ島原市は、火山灰による肥沃な土壌が広がる、県内でも有数の畑作地帯だ。この地で100年以上しょうがを作っている松本農園を訪ねると、爽やかなしょうがの香りとともに、笑顔いっぱいの松本綾子さんが迎えてくれた。
●豊かな自然が育んだ、やさしいしょうが
『百年生姜』と名付けられた松本農園のしょうがは、黒ボク土といわれるミネラルたっぷりの土と名水100選に選ばれた島原の湧水で育てられる。ここで採れるしょうがは、辛味がマイルドで実が柔らかく、爽やかな風味が特徴だ。
●しょうが愛は長崎を超えて
万能薬ともいわれるしょうがだが、実は病気に弱く、「手をかけ愛情をかけてやっと収穫できるんです」と綾子さん。そんな綾子さんが「しょうがファンを増やしたい」と手作りするシロップやプリン、味噌などのしょうが加工品は、地元はもとより全国でも好評だ。
▲ひと雨ごとにしょうがは大きくなる。11月の収穫期にはこんなに大きな株に 。
▲白原料理長:綾子さん作のしょうがとゴーヤの甘酢漬け。風味が良くて絶品でした!