高知・グァバ(南国にしがわ農園)
●余すことなく食べられる南国フルーツのグァバ
高知の強い日差しを利用して、完全無農薬で南国フルーツのグァバを育てるのは、南国にしがわ農園の西川さん家族。「グァバの葉は乾燥させてお茶に、種は絞って化粧水に、実はそのまま食べられるんですよ」とグァバを語る西川さんの肌はつやつやだ。グァバは6月下旬頃になると実をつけ始め、夏の終わりにかけて最盛期を迎える。視察時は真っ白な小さな花が咲いており、これから実をつけるグァバへの期待感が高まった。
●グァバの木の周りにできる生態系
完全無農薬でグァバを育てる西川さんの農園には、自然と小さな生態系ができていた。木につく害虫のアブラムシは、てんとう虫が食べる。そして、木の間にある用水路にはおたまじゃくしがたくさん。カエルはカミキリムシなどの虫を食べ、カエルが大きくなるとヘビがカエルを食べるのだ。自然の力に、高知のカラッとした強い日差しが加わり、グァバはぐんぐん育っていくそうだ。
グァバの白い花。
葉は一枚ずつ丁寧に並べて天日干しに。乾燥させて、グァバ茶にする。