高知・ブラックベリー(ヒロの果樹園)
●できるだけ自然に近い状態で育てる
すっきりとした甘酸っぱさが特徴のブラックベリーの食べ頃は6月から8月。ヒロの果樹園で育てるブラックベリーのこだわりは、できるだけ自然に近い状態で育てること。受粉はハチが行い、木の周りにミントを植えることで、天敵のカメムシを避けるという。笑顔が絶えないヒロの果樹園の田村さんからはブラックベリーへの愛がひしひしと伝わってきた。
●宝石のように光るブラックベリー
完熟したブラックベリーは、黒色に光るつやつやした宝石のようになる。太陽の光をたっぷりとうけて育った証拠だ。「ブラックベリーの枝は直立で育ちます。だから、葉が木に影をつくりやすい。1本1本確認して葉を間引き、葉のスペースを広げてあげます」と田村さん。ヒロの果樹園の300本のブラックベリーすべてに手仕事でこの作業を行うという。
高知に魅せられて移住した市吉さんは、田村さんのブラックベリーに惚れ込み、その魅力を世界中に伝えるため活動している。
視察時は5月上旬。緑色の小さな実が膨らんでいた。
ブラックベリーはすぐに品質が落ちてしまう。冷凍することでぎゅっと旨みを閉じこめる。
田村夫婦のおおらかな人柄に視察メンバーはすぐに惚れ込んでしまった。