●What is 夜須フルーツトマト?
全国的にも日照時間が長いという夜須地区の自然環境を活かし、太陽の光を果実に行き渡らせる「立体栽培」と、「防根透水シート」を採用。糖度だけではなく果肉の硬さ、酸度、見た目にもこだわった高品質なトマト。【品種:桃太郎系】

●ココナッツの殻とたっぷりの陽射しで生まれる南国気分のトマト
全国的に日照時間の長い高知県。ここ夜須町も例外ではない。さんさんとハウスに差し込む陽射しは、夏場の南国リゾート地の海で体感するような、ちくちくとした鋭さを肌に感じさせる。小松さんの美しく焦げた肌からもどこか日本ではないような雰囲気が漂う。太陽の恵みを少しでも多くトマトに行き渡らせるよう、立体栽培と呼ばれる長く高く上にトマトを伸ばし吊り下げる方法を採用。フルーツ同様の甘味を引き出すため水やりは1日2回の5分ずつを点滴で与える程度。栽培床にはココナッツの殻を利用し有機肥料を中心に栽培。実がすぐに赤く色づくのではなく、緑、黄、オレンジ、赤と少しずつ色の染まる過程を踏むことによって、小松さん自慢の甘いフルーツトマトが出来上がるという。

[土佐香美農業協同組合 小松素明さん]　高知県香南市夜須町
夜須フルーツトマトは、高知県土佐香美農業協同組合のみなさんが作るフルーツトマトのこと。その一人である小松さんは、2008年からフルーツトマトをはじめとしたトマトを家族総出で栽培。着々と真摯にトマト栽培に向き合う。