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小浜鯖

●小さな漁村で愛情たっぷりに育った 刺身で食べられる養殖鯖
小浜鯖は、小浜市田烏(たがらす)にある釣姫(つるべ)漁港で獲れる養殖鯖。福井県の研究機関と連携し、ようやく昨年から出荷し始めたばかりの鯖は、天然鯖と違って生食可能。その理由は生け簀の中で養殖することで、アニサキスに寄生されるリスクを避けられることにあるという。漁師の浜家さんがエサを撒くときに生け簀へむかって「エサあげるよー!大きくなれよー!」と大きな声で呼びかけると、元気いっぱいに育った鯖たちが海面に上がってくる。「愛情をかけた分だけおいしくなるのが不思議です」とやさしい笑顔で答えてくれた。

6基の生け簀で養殖
▲生け簀1基あたり1,000〜2,000匹の鯖が入っており、現在6基の生け簀で養殖している鯖にむかって呼びかける浜家さん
▲鯖にむかって呼びかける浜家さん。夏場を除き水温が下がれば1日1回のペースでエサをあげる浜家さんの呼びかけに応じて、海面へ上がってくる鯖
▲浜家さんの呼びかけに応じて、海面へ上がってくる鯖。小浜鯖は青魚独特の臭みがなく、繊細な甘みが味わえる。歯ごたえがあり程よく脂が乗った身が特徴エサやりを体験
▲「大きく育てよー!」とエサやりを体験する北川料理長

〈福井県小浜市田烏 / 網元の民宿 浜乃家 / 浜家 直澄さん〉

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