シェフが選んだエディブルフラワー
Chef's guide to Edible Flower ーシェフが選んだエディブルフラワーー
ひとくちにエディブルフラワーといっても、香り、味、見た目、向いている料理など、野菜と同じようにその特性は種類によってさまざま。今回、グランフロント大阪のシェフが期間限定メニュー(P7〜11にて紹介)に選んだ18種類のエディブルフラワーを紹介!
1,クローバー(三ツ葉&四ツ葉)
マメ科特有の甘みが特徴。葉の中央のチョコレート色の範囲が広がるなど、四季を通じて変わる葉の表情にも注目。
2,ナスタチウム
ピリッとした辛みがあり、サラダの飾りや風味付けに使いたい。果実を塩漬けにするとケッパーに似た風味に。
3,ローズ
食物繊維が豊富で、芳醇な香りとほのかな甘みがある。ジャムやティー、スープなどにどうぞ。
4,カレンジュラ(ポットマリーゴールド)
柑橘系の香りが特徴。サラダの彩りや肉料理のソース、パンに練り込むのがおすすめ。
5,マロウ
アントシアニンがレモン汁の酸性に反応して青色からピンク色に変化する。カクテルなどの演出にどうぞ。
6,ビオラ
苦みが少なく淡白な味わい。香りも少ないため、さまざまな食材と合わせやすい。赤や黄など色のバリエーションも多い。
7,デンファレ
シャキシャキとした歯ざわりで噛むとオクラのような粘りがあるラン科の花。野菜感覚を愉しんで。
8,スナップドラゴン(キンギョソウ)
味や香りにクセがなくやわらかな食感。赤や黄、オレンジなどさまざまな色がある。
9,ナスタチウムの葉
花弁よりも辛くわさびのような味わいがするので、寿司の薬味としても使ってみたい。
10,ベルローズ
色鮮やかな赤色が印象的な小さなバラ。ドリンクや前菜の装飾として花弁を使うのがおすすめ。
11,マリーゴールド
キク科独特の香りや味わいがする。肉厚な花弁は、ゆがいても色落ちしにくいという。
12,ロマネスコ
イタリア語で「ローマのブロッコリー」という意味をもつアブラナ科の植物。一見花に見えないが、カリフラワーの一種で花蕾を食べる。
13,ナデシコ
秋の七草のひとつとして知られている。ほんのりとやさしい香りがする。
14,ベゴニア
肉厚でシャキシャキとした花弁の甘酸っぱい味わいが特徴。魚介や肉、フルーツとの相性が良い。
15,バーベナ
クマツヅラ科で「ビジョザクラ」とも呼ばれる。香りは少なく、淡白な味わいでやさしい甘みがある。
16,菊
香りが良く、花弁に苦みが少ない。山形県の郷土料理であるおひたしや酢の物として愉しみたい。
17,もって菊
シャキシャキとした歯ざわり、独特の香りと風味から「食用菊の横綱」とも称されているそう。
18,カリフラワー
紫カリフラワーは、ゆでて甘酢和えにすると鮮やかな赤色に変化。紫以外に、白やオレンジも。食用部分は、花蕾である。