具雑煮
●山海の幸が贅沢な島原風味、具沢山のお雑煮
島原地方の具雑煮は、野菜や肉、かまぼこ、あなご、卵焼きなど、たくさんの具を煮込んだ出汁に餅を浮かべて味わう代表的な郷土料理。寛永14年(1637年)島原の乱で天草四郎が篭城した時、蓄えていた餅と海や山でとれた具材を持ち寄って煮込んで食べたのが始まりとされる。家庭ごとに入る具が違い、それぞれの“家の味”を受け継ぐ郷土食だ。
【作り方】
1. 野菜、肉、魚介、きのこなど好きな具材数種類を食べやすい大きさに切り、かつお出汁やあご出汁で煮込む。
2. 柔らかくなった頃に餅を加えさらに煮る。
3. 長崎ならではの具材に、魚のねりもの、唐人菜(長崎白菜)などがある。
インタビュー:元祖具雑煮 姫松屋