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愛媛・河内晩柑(あいなんマザーズ)

●自分たちが食べたくなる河内晩柑をつくる
「食べられずに腐ってしまうのが一番かわいそうです。一番につくり手が食べたくなる河内晩柑をつくっています」ときりっとした表情で話すのは、あいなんマザーズ代表の酒井さん。あいなんマザーズがある愛媛県愛南町は、生産量日本一の河内晩柑の産地だ。文旦の仲間である河内晩柑は、苦みのない和製グレープフルーツと呼ばれている。甘さと酸味のバランスがよくさっぱりした後味のため「サラダに加えて、アクセントに使うのも良さそうだ」と、河内晩柑を一口食べたシェフからも声がこぼれた。

●一緒に育てるチームへの気づかいがあるからこそできる柑橘
あいなんマザーズの柑橘は、東京ドーム約3個分もの広さの農園で育っている。そして、農地の土は、近所の畜産農家から得た牛糞や豚糞を混ぜたこだわりのものだ。「農薬なんかかけたら、働いているおばちゃんたちが顔がかゆいとか文句いうでしょ。働いているひとが一番楽しくないとね」と笑って話す酒井さんからは、柑橘だけでなく共に育てるメンバーへの愛も感じられた。

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「恥ずかしい〜」といいながらも笑顔が絶えない生産者のみなさん。

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鮮やかな黄色の河内晩柑は太陽の光にあたりきれいに光ってみえた。

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「ふたりで撮ることなんてないよ」と照れくさそうに笑う酒井さん夫婦。

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河内晩柑の収穫は朝がとても早い。山の急斜面に実る河内晩柑を収穫するには、登るだけでも一苦労だ。

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