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岡山・桃(総社もも生産組合)

●変わり者と呼ばれる桃の専業農家集団
「妻からも面倒くさいって言われることもあります」と笑いながら話すのは、かつての吉備国の中心地域だった歴史の深い総社市で、桃の専業農家集団『総社もも生産組合』を営む組合長の秋山さん。樹に寄り添い、こだわりの栽培方法で全国から「おいしい!」と評判の桃をつくる生産組合には、興味をもったことをとことん追求するマニアックな人が多いという。だからこそ生まれるおいしい桃の味に引き寄せられ、新規就農を希望する若者も増えているそうだ。

●樹の気持ちに寄り添った草生栽培
秋山さんたちの桃畑は鬱蒼と草が茂っている。水気に弱い桃を守るため、草に水を吸ってもらい桃の水分調整をしているそうだ。とはいえ、自然に生えてくる草をコントロールするのは難しい。「生えてくる草で土の環境が分かる。草が教えてくれるんですよ」と話す秋山さん。人間ができないことを草がやってくれると話しながら自然と真摯に向き合う姿に、訪れた時期はまだ実が青く味わうことができなかった桃への期待感がより一層高まった。

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総社もも生産組合の組合長・秋山さんは、スタッフからの信頼も厚い。

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樹にまんべんなく栄養がいくよう摘果作業を行い1本の樹からおおよそ1,000個前後の桃を収穫する。

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桃の樹の寿命は約20年。

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小さい頃からこの畑を訪れ桃に愛着を感じると話す生産者。

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