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明治初期に日本にやってきた、おふくろの味のルーツ

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●Why do we so love curry in the summer?
どの家庭の食卓にも一度は登場したことがあるであろう、日本の国民食とも言えるカレー。
食欲が落ちる夏でもカレーなら、という声も多い。何がそんなに人々を惹きつけるのか。
誰をも虜にするカレーの魅力と体にもたらすおいしい力を目利きする。

●ルーツは家族を想うインド人の知恵袋
カレーが生まれたインドでは「カレー」という料理は存在しない。家庭ごとに独自に配合したスパイスを様々な料理に使用する。これが「マサラ」と呼ばれる、日本のカレーのルーツとなっているものだ。日本のお袋の味同様、マサラも家庭によって異なる。家族の体調や気分、その日の天候などによってマサラを使い分ける技が受け継がれているのだ。

●とろみのあるカレーはイギリス由来
かつてイギリスの植民地であったインドから持ち出され、英国流にアレンジされたカレーが日本に持ち込まれたのは明治初期の頃だという。小麦粉でとろみをつけたカレーと呼ばれる食べ物は文明開化の日本でたちまち人気に火が付いた。学校給食にも登場するようになり子どもから大人まで誰をも虜にする国民食となったのだ。

●世界に広がるカレー愛
世界各国で様々な名称で愛されるカレー。日本にカレーを伝えたイギリスではシチューのようにとろみがあるチキンカレーが人気。辛さよりスパイスの風味をきかせたフランスのカレーや水気の多いスパイシーなタイカレーなど、東南アジアを中心に世界に広がっている。

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