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青森・いちご(三菱製紙八戸工場)

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●大手製紙会社がいちご栽培に挑戦
いちごの生産地として知られる八戸で、一風変わったスタイルでいちご栽培を手掛けているのは三菱製紙の八戸工場。工場発生のエネルギーを活用したビニールハウスには、製紙資材である布を使っていちごが植えられ、元気いっぱいに赤い実をつけていた。栽培されているのは『なつあかり』。6月から12月に収穫される品種で、上品な甘み、酸味とのバランスのよさが特徴だ。

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収穫されたいちごは八戸市内の菓子店を中心に出荷されている。

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いちごは暑さに弱いため、ここではカンバスと呼ばれる製紙用資材にいちごを植え、土の温度を適正に保っているそうだ。“製紙工場で農業”というと驚くが、工場の排熱や蒸気、資材などを有効活用した、エコで画期的な取り組みである。