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兵庫県 牛尾農場の平飼い卵

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父の代から農業をはじめて35年。自然養鶏とも呼ばれる平飼いで育てた卵、そして鶏糞を使いながら有機野菜を育てる牛尾農場。平飼い養鶏を牛尾さんが続けている理由とその暮らしぶりを伺った。

15,000羽を飼える場所で600羽を育てる
35年前に平飼いの養鶏と有機農業をはじめた父の後を継いで農家の道にはいったのは、今から8年前。結婚後すぐに実家に戻り、今ではレストランや専門店からも支持される農家であり、3児の父でもある。平飼いは、自由に歩き回れるためストレスがかかりにくく味わいの良さは勿論、アレルギー物質が少ないとも言われている。また健康な鶏の鶏糞は、においが少なくさらさら。牛尾さんは、この鶏糞を使って農薬を使わず野菜を育てている。自然のサイクルにあらがうことなく農業を営み、生き物の恩恵をたっぷり受けて循環する仕組みを大切にしたいから、平飼いというスタイルを変えずに続けていきたいと話してくれた。

天然酵母のパンのようなにおいのするエサ
自分で調合しているというエサは、香ばしくおいしそうなにおい。なかには、地元で収穫された小麦の屑や米ぬか、魚粉、カキ殻などが含まれている。珍しいのは、豆腐の搾りかすに加え、近くの有機醤油を造る蔵からもらってくる醤油の搾りかす。これらと野菜の屑などを混ぜ合わせ、2〜3日自然発酵させてエサをつくっているという。これにより卵黄はきれいなレモンイエローで、味わいはどこか昔懐かしい味だと喜ばれているそう。料理やケーキに使っても、主張しすぎる事なく、しっかりとしたやさしい存在感がある卵は、多くのリピーターから愛されている。

●interview
有機野菜と平飼い卵 牛尾農場
代表 牛尾 真道さん、 嫁 牛尾 祐美子さん
兵庫県神崎郡市川町上牛尾