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ソルティーブの塩

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「ソラウミカゼヒカル」を胸に、この海を生業にする
3歳のときに両親が高知へ移住して始めた塩作り。「小さい頃から継ぐと決めていた」という二代目塩守の拓丸さんは、先代である父とは別の製塩所を作って新しい天日塩を追求してきた。信じられないほど甘みがある原料の海水を濃縮させる採鹹(さいかん)ハウスは、他の製塩所と違いネットを使わない手法を用いる。日中60℃にまで上昇する結晶ハウスで100箱以上ある木箱の状況を見極めて撹拌。一箱から採れる量はたった800g程度で、塩になるまでに夏場は約1ヵ月、冬場は2ヵ月以上かかるという。ダイビングのインストラクター資格を持つ二代目は「海は地球のスープ。この黒潮町の自然環境が僕を育ててくれた」と爽やかな笑顔で地元への感謝を口にする。「ソラウミカゼヒカル」を合言葉にこれからも海を生業にしていく。

●INTERVIEW-インタビュー
有限会社ソルティーブ 吉田 拓丸さん(高知県幡多郡黒潮町佐賀)
有限会社ソルティーブ 吉田 拓丸さん
約30年前に両親が開業した製塩所。二代目の拓丸さんは、塩作りを始めて9年目だそう。80種類以上のミネラルが含まれた『二代目土佐の塩丸』の完全天日塩は、しょっぱさだけでなく甘み・辛み・酸味・苦みなどが絶妙に結晶化されている。粗塩だけでなく、フレーク状など塩粒の大きさも数種類取り揃える。「青い海から白い結晶が生まれる不思議を伝えたい」と天日塩作り体験も実施している。