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福岡県で営む シルビオさん夫婦の農業生活

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●ナポリとよく似た土がある福岡県で営むシルビオさん夫婦の農業生活
テヌータカンピフレグレイ農園のある福岡県福津市は、山と海が近くにあるのどかな場所。日本で本場のようなイタリア野菜は育てにくいと言われているが、ここにはシルビオさんの生まれ故郷・ナポリとよく似ている粘土質で栄養を蓄えるのが上手な土があり、注文の絶えないイタリア野菜が育つ。農業をはじめて6年目になるシルビオさん夫婦の育てる野菜はどれもなんだか嬉しそう。無化学肥料・農薬不使用の有機栽培から更に自然にあらがうことなく育てるバイオダイナミック農法で栽培する野菜のまわりには雑草が生え、取材中も雑草を抜きながら話をするふたり。そのまわりを仔ヤギが跳びまわり時々雑草を食べる。ハウスを覗くと6匹のアヒルたちも雑草を食べてふたりの仕事を手伝っているよう。ヤギからミルクがとれるようになるといいな、と話す。すべてが自然体だ。もともとコックで料理をすることが大好きなシルビオさんは、いつか福岡の地に店を持ちたいとわくわくした顔で話してくれた。決まった料理はなくその日おいしい野菜でメニューを決める。イタリア南部にあるナポリの温かな気候で育ったシルビオさんらしいスローライフを感じる店になるのだろう。


▲取材の合間にシルビオさんが作ったプンタレッラのサラダや白いんげん豆の煮込みなど、郷土料理の温かいもてなし