Umekiki
Umekiki
GRAND FRONT

Copyright (C) GRAND FRONT OSAKA. All Rights Reserved

  • TOP
  • chevron-right
  • Column

ゴーヤー

  • 選び方

Goya ゴーヤー
沖縄県島尻郡南風原町 新垣 真人さん

●5月8日はゴーヤーの日
これは語呂合わせだけでなく、この頃からゴーヤーの生産量が増えることにちなんでいる。ゴーヤーといえば夏の定番野菜だが、沖縄の夏は台風のリスクが高いことから、近年では冬春のハウス栽培に向く品種が改良されてきた。沖縄の誇るゴーヤーを県外に広めたいと4年前に農家になった新垣真人さんも、試行錯誤しながらハウス栽培を手掛ける一人だ。ひとくちにゴーヤーといっても多様な品種があるが、新垣さんが植えているのは、沖誉れ(おきほまれ)。イボが丸いため折れにくく、県外輸送に適しているという。

●野菜のなかでもビタミンC・ミネラルの豊富さはトップクラス
ゴーヤーの魅力を「やっぱりその苦み。初めは苦手でも慣れるとおいしく思えるのは、やっぱり体に良いからでしょう。薄切りにしてサラダで食べるのもおすすめ」と新垣さん。ゴーヤーの苦み成分はモモデルシン。胃腸の粘膜を保護したり、食欲を増進するほか、神経に働きかけて気持ちをシャキッとさせる効果もあるとか。野菜のなかでもビタミンCが多く、その他のミネラルも豊富だ。体によい成分がたっぷりのゴーヤーを年中食べられるのは嬉しいもの。その影には、農家のたゆまぬ努力がある。

夏バテの救世主・ゴーヤー
1.夏バテの救世主・ゴーヤーは、ビタミンCがとにかく豊富!加熱しても栄養素が壊れにくいため、さまざまな調理法で味わえる。 

ゴーヤーの花
2.気温が寒いと雌花が多くなり、暑いと雄花が多くなる。20度前後が最もバランスが良いそう。

沖縄県島尻郡南風原町 新垣 真人さん
3.建設関係の仕事をしていた新垣さんは、4年前に退職して農家に。両親はかぼちゃ農家だが、新垣さんは沖縄の誇るゴーヤーを県外に広めたいとゴーヤー農家を選んだ。

代表取締役 奥間 弘子 氏 店長 佐和田 レイ 氏
[chef’s voice] 沖縄で食材を吟味したプロの声
南館8階 鉄板焼ステーキ 鉄板焼ステーキレストラン 碧

代表取締役 奥間 弘子 氏 店長 佐和田 レイ 氏
ゴーヤーは水分が出ると苦みも増してしまうので、炒めるときは強い火力でさっと火を通して旨みをとじ込めましょう。『碧』では鉄板でゴーヤーチャンプルを作りますが、とても理に適った調理法なのです。昔は、どの家でも軒先でゴーヤーを育てていました。夏バテ防止に毎日食卓に上がり、葉っぱは汗疹によいとお風呂に入れていました。まさに庶民の民間薬ですね。