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せり

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美しく広い水田にのみ生息する手間暇かかる香り高い植物

全国一のせり産地である宮城。米どころだからこそ広がる美しい水田は、せりの栽培にもってこい。飲むことができるくらいのきれいな水でないとおいしいせりはできないとう。竸り(せり)合うように群生していることからその名がついたせりは、手間のかかる手仕事によって育つ。種ぜりと呼ばれるせりの苗を育てるところから始まり、生い茂る種ぜりを手作業で抜き取り、葉を取ってきれいにしてまんべんなく水田に撒くと、苗の節から根を出す。せりが成長するごとに水田の水位を調整し、25〜30cm程育つと収穫時期。この時も機械を使わず全て手仕事で収穫し、よりわけるのだ。たくさんの愛情を受けて育てられるなんとも贅沢な食材だ。

取材協力:河北せり出荷組合 有限会社テイスティ伊藤
 

[chef’s voice]宮城で食材を吟味したシェフの声

現代風野菜フレンチ リュミエール大阪KARATO 南館8階 唐渡オーナーシェフ

せりの根がおいしいと話してくれた唐渡シェフ。地元のお母さんたちがたくましくせりを育てる姿に感銘を受けた様子。
野菜の美食として数々の野菜を昇華させている。