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天日塩 いごてつの塩

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いごっそうが精魂込めて作る、豪快かつ繊細な天日塩
土佐佐賀の海に面した山の上で製塩所を営む浜田さんは、約14年前から塩作りをはじめた。そのきっかけは「自作で挑戦してみた」という何十杯もの海水を汲んで出来たどんぶり一杯の塩。「えぐいし辛かったけど干物に使ったら旨かった」という。そこで「あまみの小島さんに頼んで教えてもろうた!」という製造方法で、子どもの頃から育った地元の海で「わしが知っている一番きれいな場所」から取水して仕上げる塩は、ピリッとパンチのある個性的な味わい。肉や魚に合うという塩の味について「むずかしいことはわからん!真面目に作るだけ!」と“いごっそう”な人柄で答えてくれた。清潔なハウス内で結晶化していく塩を丁寧に撹拌する真摯な姿勢が印象的だ。

●INTERVIEW-インタビュー
天日塩 いごてつ 浜田 哲男さん(高知県幡多郡黒潮町佐賀上灘山)
天日塩 いごてつ 浜田 哲男さん

毎朝6時には製塩所に来て一人だけで塩作りを始める浜田さん。休みなく濃度や温度を管理し、するどい職人の勘で手もみして旨みを閉じ込めた『いごてつの天日塩』の年間生産量は、わずか1.5トン。「これから暑くなるので身体だけは気をつけてほしい」と話す奥さんの敏子さんが袋詰めやごみ取りを手伝っている。高知と高松に住むお孫さんの写真を飾り「この子らがおるから頑張れるんよ」と夫婦で目尻を下げていた。