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選び方は無限大?今こそ学びなおしたい、自分に合うお米の選び方

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●現代人にこそ必要な米のチカラ

 

川崎さんは、「おかずが仮に質素であっても、炊きたてのおいしいごはんさえあ れば、食卓は笑顔になる。家族の笑顔が増えると、社会全体も平和になるは ず」と、昨今の悲しいニュースを聞くにつけ、お米の必要性を感じているとい う。14年前に大病を患い、生死の淵をさまよった川崎さん。担当医から「免疫カ をつけると病気を治せる可能性がある」と言われ、玄米を毎日食べるようにし たところ、1週間後には炎症反応の数値が劇的に改善され、1カ月ほどで退院で きたという。お米のパワーに改めて気づき、「米に助けてもらったこの命。恩返 しするのが自分の使命」として、精力的に米の魅力を伝える日々を送っている。

 

●地産地消的に選ぶ

 

川崎さんによると、最近の米栽培 は開発が進んでいて、総じておい しくなっているそうだ。つまり、品 種の違いはあるものの、産地自体 が米の味に影響することはあまり ない。できれば、自分が住んでいる 場所に近い、あるいは気候が同じ 産地の米を食べたほうが、体には合 うとのこと。

 

●自分に合うお米を見つける愉しさ

 

最近は二合など少量サイズで販売されていることも多い。幾種類かの食べ比べをして、自分や家族の好みを見つけてみよう。お米の味は毎年微妙に違ってくるが、川崎さんがおすすめする品種と、それによく合う食べ合わせを紹介しよう。

 

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■もっちりクリーミィ―な甘み
「石見高原ハーブ米きぬむすめ」島根県

和食、洋食とどんな料理にも合う。
ビジネスマンや若者に好まれることが多い。

 

■ふっくらやわらか
「淡雪(あわゆき)こまち」秋田県

玄米で食べるのがおすすめ。
醤油を垂らしたちりめんじゃことの相性◎。
低アミロース米でもち米に近く、もちふわ。
白米にすると柔らかすぎることも。
口に入れた瞬間から甘さを感じる。

 

 

 

■独特な食感がおいしい
「雪若丸」山形県

おむすびに最適、塩気のあるおかずが合う(鮭やいくらなど)。
噛むとはじき返してくるようなグミのような食感。
炊き上がりふっくら、冷めるとコシが出る。

 

 

 

■しっかりもっちり系
「ひとめぼれ」岩手県

どろっとした日本のカレーにベストマッチ。

 

 

 

■やわらかいもっちり系
「ゆめぴりか」北海道

やわらかいが弾力はある。
小さい子どもや若い人に食べやすい。

 

 

 

■あっさり系
「ササニシキ」岩手県

和食全般に合う。甘みが遠いところから 噛めば噛むほど近づいてくる感じ。
もっちり濃い米が苦手な人や年配の方に好まれる。

 

 

 

取材先:
いづよね
創業1889年
業務用や家庭用のコメ販売が主力。
全国各地60~70種類ほどの米を扱い、店頭販売のほか配達も行う。

 

神戸市東灘区御影塚町2-24
078-821-2502
http://www.yonezou.com/

 

 

 

▼今回のmekiki libraryが掲載されているフリーペーパーはこちら
Umekiki Paper vol.22

 

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