●Umekikiシェフの教室-点心と中国茶から、発酵と美容について学ぶ-をレポート!
待望の「点心教室」を開催!以前から、開催してほしいという声が多かった注目のイベントということもあり、募集開始から間もなく満員になるほどの人気ぶりで、キャンセル待ちが続くほど。そんな人気企画の講師を務めてくれたのが、DIM JOYシェフの馬淵氏。馬淵シェフは、点心師という資格を所有するプロで、長年の経験を持つ。そんな点心師の腕の見せ所のひとつとして上げられるのが、皮の包み方。今回は、シェフの華麗な技をデモンストレーションで見学したあと、実際に2種類の包み方に挑戦してもらった。また、美と健康を意識したDIM JOYならではの、試食メニューや中国茶もあり、内容の濃いイベントとなった。次回開催のリクエストも多数聞かれた。

▲多くの参加者が集まり、待望の教室となった。

▲シェフによるデモンストレーション。

▲初めて見る包み方に興味津々のみなさん。
● 当日のtime schedule
▼15:00〜 イベントスタート
Umekikiプロジェクトのご紹介
DIM JOY 馬淵シェフより挨拶
▼15:05〜 デモンストレーション
参加者に中央のテーブルのまわりに集まってもらい、実際に馬淵シェフが点心を包んでいるところを見学。
▼15:25〜 点心作りスタート!
各テーブルについてもらい、いよいよ点心作りスタート!皮と具は前もって用意し、包み方を実践した。
▼16:25〜 出来立ての点心を実食! また、お店で用意された点心、デザート、中国茶も試食してもらった。
▼16:50〜 イベント終了の挨拶・アンケート配布/ 終了(お土産/割引チケット、中国茶)
● 包み方のコツとは?
具材や包み方など、様々なシーンにあわせて中国で親しまれている点心。点心は、明確な定義はないが、食事の間に少量の食物を食べることなので、菓子や間食、軽食の類いは全て点心と呼ばれるそう。そんな点心は、具と皮の違い、包み方の違い、焼く・蒸すなどの調理法の違いに加え、それぞれのシェフによって微妙にカスタマイズされることもあり、数えきれないほどの種類があるという。今回は、焼売と餃子の2種類の包み方を実践。

▲素早く形を作っていくシェフの技に驚愕!
まずは、餃子。理科でならったフレミングの法則に似た形に、親指、人差し指、中指をを開き、その間に皮をのせて右手でひだを作っていく。シェフがすると簡単そうに見えるが、実際に自分で作ると難しい。等間隔の綺麗なひだになるように、参加者は真剣に取り組んでいた。次に、焼売。左手の親指以外の4本の指をすぼめてその間に皮と具を置き、専用のヘラで持ち上げたあと、親指も添えて丸めていく。飛び出してきた具を取り除き、完成。一つひとつの点心の包み方に手の型があり、さすがプロの技と思わせられるものばかりだった。参加者からも、シェフの熟練の技術に感嘆の声があがっていた。

▲餃子の包み方を実践。

▲焼売の包み方を実践。
ーレシピー
●トマトとモッツァレラチーズの焼売
材料(約20ヶ分)
焼売の皮…20枚
豚バラ肉…300g
モッツァレラチーズ…100g
フルーツトマト…1.5個
バジル…10g
[A]塩…6g・片栗粉…8g
[B]砂糖…13g・胡椒…少々
1. 5mm角のつぶ切りにした豚バラ肉と[A]を粘りができるまで混ぜる(食感を残すために混ぜすぎない)。5mm角に切ったチーズとバジルを[B]と混ぜた後、豚バラ肉とあわせてトマトを加え、冷蔵庫で30分ほど寝かせて味をしめる。
2.焼売の皮に約23gくらい1をつめて包む。餃子や春巻きの皮でも代用可。具が少なすぎると形がきれいになりにくいので注意。
3. 最後に、高火力で5分くらい蒸して完成。揚げてもいい。
●パンチェッタと2種類のさつま芋の餃子
材料(10ヶ分)
餃子の皮…10枚
紫芋ペースト(なければ紫芋を蒸して皮を剥いたもの)…50g
安納芋(普通のさつま芋でも可)…50g
パンチェッタ…50g
ローストしたくるみ…10g
マスカルポーネ…25g
粗挽き黒胡椒…適量
1.安納芋は、皮を剥いて柔らかくなるまで蒸しておく。ローストしたくるみは、細かく刻んでおく。パンチェッタは、フードプロセッサーでミンチ状にする。
2.全ての材料をよく混ぜ、冷蔵庫で1時間ほど寝かせる。
3.2を餃子の皮で包み、高火力で5分蒸す。※蒸し過ぎに注意

▲本日のメニュー。

▲最後は、シェフ自らがお土産を渡しながらお見送り。