和歌山県の出店ブースは、「左向農園」の南高梅と「岡本農園」の和みかんが登場。それぞれの農家から若い生産者の二人が参加した。本場紀州の「左向農園」の南高梅は、通常出回っている1/3ほどの値段で販売され、この機会にと買い求めるお客さんの多かった。きざみ梅にしたものや少し潰れてしまったものもお値打ちに提供され喜ばれていた。「岡本農園」の和みかんは、なんと言っても糖度に自信あり。試食したお客さんもその甘さの違いを実感していたよう。
●和歌山県食材ひとくち目利き
・南高梅
梅生産量日本一を誇る和歌山県を代表する品種。果実は非常に大きく、種は果実のわりに小さめで、果肉が厚くて柔らかいのが特徴。「左向農園」の南高梅は、添加物などは使わず、天然塩だけで漬けている。そのため、梅本来の味を感じることができ、昔ながらの素朴な酸味を味わえる。
・和みかん
今の時期しか味わえない糖度12〜13度の甘いみかん。みかんを皮ごと割ると、薄皮が裂けてしまうほどの薄い薄皮で見るからに甘さが伝わってくる。果汁が豊富でしたたるほどジューシー。